共想共創の未来へ!富山高岡の㈱能作、能作克治社長から教えてもらったこと

最終更新日時 : 2016/06/26
LINEで送る
Pocket

能作カップ

 

こんにちは!つむぎです。
先日、わたしが学んでいるある会のセミナーに、富山高岡の㈱能作の能作克治社長が講師として来られました。
このお話しが本当に感動的だったので、ここにご紹介したいと想います。

㈱能作は大正5年創業、富山高岡の地で素材とデザインで市場を拓いてきた会社です。
技術を売る立場として、高岡で一番の「鋳物屋」を目指そうと挑戦されてきたそうです。
能作克治社長は、3K(きつい、危険、きたない)と言われる環境が、実は技術と伝統に裏打ちされた環境であることを世間に知ってもらうことから始めました。
・自社で制作した
商品の評価を、直接ユーザーよりあおぎたい。
・市場を見たい。
・美術品ではなく生活に密着した デザイン性の高い商品を作りたい。
そんな「つのる想い」がある展示会の出展につながり、素材と技術を認めたデザイナーから制作依頼が舞い込みました。
その高いデザイン性と機能性はいろいろなメディアに取り上げられることになり、ここから㈱能作の快進撃が始まり、現在に至ります。
現在では、海外の一流ブランドとも取引があるとのこと。

 

鋳造のようす

 

ご自身がデザイナーであり、ものづくりに深いこだわりを持たれている能作克治社長。
自社の持つデザインと技術に対する自信と誇り、そしてそれらへの信頼感。
能作克治社長の一言一言が、まるで小説を読んでいるかのように心に響き、最後には自然と涙が流れていました。

特に感動したくだり。
・商品開発はバイヤー、店員の意見を重視する。営業はしない。
・商品を認めてもらうためには、たくさんのところに商品を置いて、とにかく見てもらう。
→展示会などで取引の依頼があった場合は、どんなに小さな取引でも行う。
・トータルデザインによるブランド構築の必要性。
→展示会、店舗内装、グラフィック、ホームページ、パッケージにいたるまで世界感を統一する。
・海外文化を知り受け入れることで、想いもしなかった発想や商品が創造される。
→現地に必要な商品は、現地の風習や習慣から発見できる。
・地方創生を担うのは、企業としての使命であると。
→地元の伝統や技術&産業に誇りを持てるように、地域の人たち、子供たちにその姿を見せていく。
→その地道な繰り返しが、未来の技術の担い手たちを育て、地域に対する誇りと希望を生み出す。

・職人さんたちに、人前での実演をしてもらう。
→その時、会社名ではなく鋳造師◯◯として紹介する。
→人に見られることが自信につながり、職人さんたちのモチベーションが上がる。
・競争から共想&共創の時代へ、地域で協働できることをすすめていく。

ご自身を「わたしは感性と浪漫の経営者ですね!」ってお話されていた能作克治社長。
そのポリシーは、
・続けること、あきらめないこと
・過ぎ去ったことを考えない
・いまを大事にすると未来は拓ける
・仕事を楽しみ、愉しむ
・地域社会には労を惜しまず貢献する
・GLOCAL = Think Global, Act Local

すべての言葉から、計り知れない感動をもらった忘れられない機会になりました。
能作克治社長、すばらしいお話を本当にありがとうございました。

 

ひとつひとつ職人さんの手作りの「能作」製品は、下記の通販サイトから購入できます!
『能作』公式通販サイト

※ブログ内の写真は、ご了解を得て『能作』のホームページからお借りしました。

 

LINEで送る
Pocket

PAGE TOP