ブログがすっかり久しぶりで、季節は桜の花が彩る春になりました!
今日は、ここ最近私が心に刻んだ想いを紡ぎたいと思います。
今年になって、私は「僕のいた時間」というTVドラマをずっと見ていました。
このドラマは、今までごく普通に毎日を生きていた青年拓人が、「生命のリミット」をつきつけられ、初めて自分自身に向き合い、「生きる意味とは?」「自分が自分であり続けるためには?」を懸命に模索し、前を向いて生きていく物語です。
過酷な現実に時にくじけそうになりながらも、家族・友人・恋人などのやさしさに包まれ、彼は一つずつ生きていくための目標を探していきます。
「生きるって、覚悟だと思った。」
この言葉にすべてがある。そんな作品です。
見ていてとてもつらい内容を描いているのですが、一筋のやさしい光が流れていて、今の自分の生き方・自分ができることを問いかけてくる作品でした。
同じ頃、偶然知り合いになった方が編集に参加されている「風のHEROES」(星湖舎)という本を読む機会を得ました。
「ジェネシスオブエンターテイメント」、障害のある人とない人がペアとなり様々なジャンルのダンスを踊る「車いすダンス」を主軸として、「生きがい」を創造している市民団体です。
所属している人々、ひとりひとりの物語がていねいに紡がれています。
車いすダンスと出会って生きる目標を持った人、ダンスで世界の高みを目指す人。
ひとりひとりの笑顔の中に、彼らの力強さと明るさの答えがある。
「僕のいた時間」や「風のHEROES」が語りかけてくる。
あたりまえの毎日が本当に愛おしくて、幸せに満ちたものであることを。
いま、私にできることって何なんだろう?
そして、見つけた1つの答え。
日本語ボイスバンクプロジェクト※のボランティアに参加すること。
小さな小さな1歩かもしれない。
でも積み重ねていくことで、何かが変わっていくかもしれない。
「できることからやってみる!」
いま、私にできることを1歩ずつ積み重ねていきたいと思います。
※日本語ボイスバンクプロジェクト
音声の障害患者のための音声合成システム。
数十名の人の声のデータを混ぜ合わせテンプレートとして利用することで、障害者本人の声のデータが少量であっても、本人の声による音声合成システムを容易に素早く構築することができる。