Accessでシステムを作るために必要な知識と技術

最終更新日時 : 2014/11/17
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Accessでシステムを作るために必要な知識と技術

 

みなさん、こんにちは!つむぎです。
9月になりました!すっかり秋らしくなってきましたね。
今回は、「Accessでシステムを作るために必要な知識と技術ってなに?」というお話をしたいと思います。

みなさんは、「ExcelにくらべてAccessって、なんだかむずかしく感じる!」って思っておられませんか?
その考え、私は間違いではないと思います!
というのもそこには、それぞれのソフトの構造上の問題が関係しているからです。

簡単に言うと、
・Excelは平面(シートの集まり)で構成されているので、操作がイメージしやすい
→2次元的なソフト
・Accessは、データベースという「仕組み」を作るためのもので、立体的な構成のため、操作のイメージがしにくい
→多次元的なソフト
と言えます。

Accessの場合は、「テーブル・クエリ・フォーム・レポート・マクロ・VBA」などを組み合わせて、「仕組み」を作る必要があります。
一時的に、その場で請求書を印刷するためだけの仕組みなら、Excelで問題ありません。
データを蓄積し、そのデータを利用して請求書を印刷するような場合には、Accessが必要になってきます。

このように、多次元的なAccessでシステムの「仕組み」を作ろうとする場合、それなりの知識と技術が必要になります。

 


(技術として覚える必要があること)
・テーブルの作り方とその考え方
→リレーションについて、データ型について、主キーについて
・クエリの作り方→各種クエリの使い分け・集計クエリとは?
・フォーム、レポートの作り方
→コントロールについて、レコードソースとは?
・マクロの作り方と使い方
・VBAのプログラムについて記述のしかたと使い方


(経験値でわかるようになること)
・わかりやすいテーブルの名前のつけ方
・フォームウィザードやレポートウィザードの活用方法
・マクロとVBAの使い分け
・だいたいどれ位でシステムが完成するかなどの期間の見積り


(1度作るとわかってくる段取り)
・業務の聞き取りから、システムの設計ができるようになる
・データを入れるテーブルの設計ができるようになる
・入力フォームや照会フォーム、各種レポートなどの制作と活用方法
・テーブルからデータを抽出し、集計クエリを使用して必要なデータを作る
・メニューフォームを作り、各種フォームやレポートをマクロやVBAを使って呼び出す


 

これらの知識や技術は、Accessというデータベースが持つ構造の一部分に過ぎません。
必ず必要な知識もありますし、時と場合によっては使用しない知識もあります。
ただ、いろいろな仕組みを作っていく時、知識としての引き出しが多いに越したことはく、実際さまざまな知識や技術の組み合わせが必要になります。
Accessでシステムを作成しようと思った時、この前提として必要となる知識と技術の多さが、その敷居を高くしているのかもしれません。

 

次回はこれらの技術の中でもっとも大切な、仕組みの土台である「テーブルついて知っておいてほしい、こんなことやあんなこと」をお話したいと思います。

 

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