こんにちは!つむぎです。
以前、わたしは、読書が大大大好きなんです♪って書きました。
最近では、なかなか読書をする時間が取れていないのですが、それでも何とか、年末からこのブログの記事までの期間に10数冊の本を読みました。
今回ご紹介するのはその中の3冊、大好きな森沢明夫さんの「青森3部作」。
今もし、「一番好きな作家さんは?」と問われたら、わたしは迷いなく「森沢明夫さんです!」と答えます。
それほど、この方の紡がれる世界のあったかさに癒やされるから。
今回「青森3部作」は、森沢さんご自身が推奨されている順番
①津軽百年食堂
②青森ドロップキッカーズ
③ライアの祈り
で読み進めました。
「実は、森沢さんがこの順番で読み進めることを推奨されているのには、訳があったのです!」って、わたしは想ってます。(違ってたら、ごめんなさいです。)
鍵は、「百年(大森)食堂」と「桃子さん」。
単独で読まれても、それぞれが独立しているので全く問題はありませんので、ご心配なく。^^
ということで、「青森3部作」の感想などを♪
作品 | あらすじなど | 感想 |
津軽百年食堂 |
津軽・弘前で、百年の刻を刻む老舗蕎麦屋「大森食堂」。 |
「今自分が存在するのは、いろんなひとの人生の物語がつながってるからなんだ!」って気づいて、感動した大好きな作品。 |
青森ドロップキッカーズ |
いじめられっ子の中学生の宏海と、昔は仲間だったけど今は不良っぽい同級生の雄大。 |
桃子さん、今回はカーリングのリンク調整するお手伝いの役どころ。 「目に見えるモノはね、誰かに分けると、減ったり無くなったりするでしょ。でも目に見えないモノは、誰かに分けてあげれば、どんどん増えていくのよ。」 おばあちゃんが、宏海くんに託した「四ツ葉のクローバー」の想い。 |
ライアの祈り |
八戸で眼鏡店の店長を務める桃子、バツイチ35歳。 |
やっときました!桃子さん!本編の主人公です! ※ちなみに、ちょこっとだけ「大事なことほど小声でささやく」につながってます♪ |
3部作を通して登場する、「百年(大森)食堂」と「大森桃子さん」。
「百年(大森)食堂」は「家族の系譜と家族に受け継がれる想い」を、「大森桃子さん」は「いのちの連鎖」を象徴する存在なのでは?
「3部作」を通しての裏の主役は、ひょっとすると「大森桃子さん」なのかも。
森沢さんが、「津軽百年食堂」「青森ドロップキッカーズ」「ライアの祈り」の順でと推奨されているのは、おそらく、時間軸が「大森桃子さん」の時間軸で描かれているから。
その場所にあり続ける意味、その場所で生きる意味、その場所で「いのち」をつないでいく意味。
3部作に登場する登場人物たちは、青森という土地で、それぞれの場所で、迷い、笑い、生きるための指針を見つけていく。
3部作を通して流れる「家族の源流ときづな」。
わたしたち、ひとりひとりが持つ、悠久の時をかけて紡がれてきた「いのちの連鎖」。
両親がいるから、わたしが存在し、その両親にはそれぞれの親がいて。
そんな風に、何世代ものいのちが大切につながってきたからこそ、今自分がこの時代・この世界に存在するという奇跡。
わたしたちがともすれば忘れがちな、「大切な家族の系譜」を想い出させてくれる、森沢明夫さんの「青森3部作」。
あなたがこの世に生まれ、いま生きているのは、ひとりひとりの人生が、偶然がつながって生まれた奇跡!
わたしはわたしのまわりの、あなたはあなたのまわりの人と、笑顏で毎日を、そしていのちを大切に、愛おしみながら生きていくしあわせ。
わたしはこれらの作品から、そんな「当たり前の日々のなかにあるしあわせ」に、想いをはせる時間をもらいました♪森沢さん、感謝です♪
ハートフルなお人柄が感じられる、森沢さんのオフィシャルブログはこちらから\(^0^)/
→森沢明夫 official blog あおぞら落書帳
これまでに読了した森沢明夫さんの作品についての感想は、下記の記事に紹介しています。
よかったら、お立ち寄りくださいませ♪ヽ(^-^ )
→つむぎ流読書のすすめ:作家さん編~①森沢明夫さん~