つむぎ流Access物語~Part1~(運命の出会い編)

最終更新日時 : 2015/04/26
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つむぎ流Access物語~Part1~(運命の出会い編)

 

こんにちは!つむぎです。前回の更新から、少し間があいてしまいました。
先日、ある方と、わたしが今のお仕事をするキッカケについてお話しする機会がありました。
その方から、「その話、おもしろいからブログに書いてみたら?」と薦めていただいたので、今回はそのお話を書いてみようと想います♪

 

わたしは、もともと自分で事業を立ち上げようと思っていたわけではなく、「会社員で満足!」の人でした。
勤めていた会社では、事務系の一般職。
ただ、ずーっと、「ホントに自分がしたいことはなんだろう?」と漠然と考えていました。
探しものを探すように、興味の向きそうないろんな勉強をしていた日々。
そんな「自分探し?」みたいな中で、「初級システムアドミニストレータ」の勉強をして合格したことから、ITのおもしろさにドンドン惹かれていきました。
その延長上で、偶然出会ったのが「MicrosoftAccess2000」。
Accessというソフトになぜか強く惹かれて、勉強しだしたのもこの頃。
今から14年くらい前のお話です。

 

仕事は家庭との両立が必要で、フルタイムはむずかしい時期だったので、派遣のお仕事を。
そんな時、地元の物流会社さんが経営企画室の事務を募集している記事が、目に止まりました。
そのお仕事はフルタイムの正社員の募集だったので、「家庭との両立ができるのか?」という不安がありました。
わたしは、ずーっと気になっていたのでしょう。
その様子を見ていた家族が、「受けてみれば?」と一言の勇気を。
背中を押してもらったわたしは、思い切って、その会社さんに履歴書を持参。
それが印象に残ったのか、採用いただけることになりました。

 

物流会社さんの経営企画室配属になったわたしに、上司の方が提示された初めてのお仕事。
それはなんと!「Accessで社内用の請求管理システムを作ること」。
前にも書いてますが、わたしはずーっと事務職で、システム構築なんてしたことないし、ましてやプログラムの知識もありません。

 

上司の方:「履歴書に、Access使えるって書いてありましたよね!」
わたし :「勉強はしてますが、システムなんて作ったことありません。。。」
上司の方:「勉強してたら、大丈夫ですよ!〇〇までに必要なんで、よろしく~♪」
わたし :「えええ!!!!!」ヽ(゚○゚ ;ヽ)三(ノ; ゚□゚)ノ←ホントにこんな状態でした!(笑)

もう後に引けなくなって、「こうなったら、やってみるしかない!」と覚悟を決めました。

 

Accessの概念はなんとなく理解していたので、まずは業務の流れをテーブルに落としていくことから始めました。
業務をされていた方にヒアリングをして、その内容を書き記して、データ項目を洗い出し、テーブルを作成する。
この作業を、ひたすら繰り返しました。

何とかテーブルの設計ができたので、次はデータの加工。
クエリを駆使して、これも何とかクリア。

次は、フォームを作って、画面回りとレポートを作成。
ここに来るまで、何冊の本とにらめっこし、セミナーにも通ったことか。
そんなこんなで、ここまでは何とかできたんです。

 

で、問題はこの後。
どうやって、それぞれの部品を連携させて、システムを作り上げればいいかがわからない。
「マクロやVBAというプログラムを使えばいいらしい」ということは、わかっていました。
この時点でも、わたしプログラムの何たるかをまったく知らないド素人です。
そんな中、幸いにも、初級シスアドで学んでいた先生がVBAを教えてくださることに。

 

昼は本とにらめっこしながら、見よう見まねで「ボタンがあるフォーム」を作り、その画面で使えそうなVBAというプログラムの命令を、本から探して埋め込んでいきました。
「ボタンを押したら、他のフォームが開く!」

今から考えれば、簡単なこのVBAのプログラムが動いて、フォームが開いた瞬間!
体に電気が走るみたいにワクワクして、ホントに感動したこの瞬間!
小さいころ、ひとりで逆上がりや自転車に乗れるようになった感覚と同じ喜びを感じた瞬間!
もう、こうなってくると毎日が新しい発見とワクワクで、楽しくて楽しくて♪
スッ!とAccessの世界観と言うか、概念の理解がわたしの中に降りてきたのもこの頃です。

週に2日、夜間にVBAの基本的な勉強と昼間に出た疑問を先生に教えてもらいに大阪まで通うのも、まったく苦ではありませんでした。

 

次の記事でも書くかもしれませんが、わたしにとっていまのお仕事は「天職」です!
システムを使う人にお話を聴くこと、その要望をカタチにすること、システムを使う人が新たな仕組みを思いつき一緒に考えること、できた仕組みを使う人が喜んでくださること。
Accessというツールが創り出すシステムが紡ぐ、「人と人とのつながり」と「笑顏のキャッチボール」。
ITの世界観の中で、あたたかな人の交流が生まれるお仕事。
この時、Accessと出会っていなければ、物流会社さんに採用されていなければ、いまの私の事業は生まれていないでしょう。
Accessというソフトが、私を「天職」に導いてくれたと言っても過言ではありません。
それほど、わたしはAccessとの出会いに運命を感じているし、Accessが大好き♪
Accessのお仕事と出会わせてくださった物流会社さんに、いま心から感謝しています。

 

まだまだ道のりは続くのですが、長くなってきたので、今回はこのあたりで。
次回は、はたして「請求管理システム」はできたのか?
その後の展開はいかに?などを紡いでいきたいと想います。=*^-^*=

 

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