こんにちは!つむぎです。
さて今回は、「Accessの一覧フォームのデータを、サクッとExcelに出力しちゃおう!」っていうお話です。
たとえば、どんな場合かというと、下のフォームのような場合ですね♪
では、早速いってみましょう!
①まず、AccessのVBAを記載する画面であるVBEエディタを開いてください。
参考までに、Accessを起動している場合は、[Alt]キー+[F11]キーを同時に押すとVBEエディタが起動します。(Windowsの場合)
※その他の方法でのVBEエディタの開き方は、ご自身で調べてくださいね。
VBEエディタが開いたら、標準モジュール内に下記のように入力してください。
わたしは、「関数」という名前の標準モジュール内に入力しました。
このソースで、Excelにデータを出力するための関数が作成されます。
ソースコードは、下記を参考にしてくださいね。
'Excelにデータを出力 Function ExcelData(frm As Form) On Error GoTo Err_cmdExcel_Click 'DAOで抽出結果のクローンを作成 Dim xls As Object 'Excel.Applicationを代入するオブジェクト変数 Dim wkb As Object 'Excel.Wookbookを代入するオブジェクト変数 Dim rst As DAO.Recordset '現在のレコードセットを入れる変数 Dim idx As Long 'フィールド数変数 Set rst = Nothing 'データリストの初期化 Set rst = frm.RecordsetClone 'フォームのレコードセットのクローンを代入 'レコードが存在しない場合、処理を中止 If rst.BOF = True And rst.EOF = True Then MsgBox "出力出来るデータがありません。", vbOKOnly + vbExclamation, "出力不可" 'レコードセットを閉じる rst.Close: Set rst = Nothing Exit Function End If 'レコードが存在する場合、Excelに出力 'レコードセットの最初のデータにカーソルを移動 rst.MoveFirst 'Excelファイルを内部的に作成 Set xls = CreateObject("Excel.Application") '作成されたExcelファイルにワークブックを追加 Set wkb = xls.Workbooks.Add() '追加されたワークブックに、レコードセットのデータをコピー With wkb.Worksheets(1) For idx = 1 To rst.Fields.Count .Cells(1, idx).Value = rst.Fields(idx - 1).Name Next .Range("A2").CopyFromRecordset Data:=rst End With 'レコードセットを閉じる rst.Close: Set rst = Nothing 'Excelデータを表示 xls.Visible = True xls.UserControl = True 'メモリに展開されたExcel用オブジェクト変数を開放 Set wkb = Nothing Set xls = Nothing Exit_cmdExcel_Click: Exit Function Err_cmdExcel_Click: 'エラーの場合、エラーNOと内容を表示 ' MsgBox Err.Number & Err.Description MsgBox "エラーのため、Excelへ出力できません。" & vbCrLf & "一旦フォームを閉じ、再度トライしてください。", _ vbOKOnly + vbCritical, "Excel出力不可!" Resume Exit_cmdExcel_Click End Function
②次にフォームが持っているイベントから、上で作った「ExcelData」関数を呼び出します。
フォームのイベントの中から、「cmdExcel」の「クリック時」に呼び出し用のプログラムを設定しました。
設定したプログラムの内容は、下記になります。
'一覧データをExcelに出力 Private Sub cmdExcel_Click() 'Meは、このフォームという意味 Call ExcelData(Me) '(forms!Form商品一覧というように、ここにフォーム名を指定してもOK!) 'Call ExcelData(Forms!商品一覧) End Sub
で、出力されたExcelは?というと、下記のような感じで出力されました。
この関数が便利なところは、抽出したデータでも一覧データでも、Excelにサクッと出力してくれるところ。
「Book1」という形で出力されるので、自分で好きな名前をつけて保存してもいいし、保存しなくてもOKっていうのも便利!
わたしは、AccessのフォームからExcelにデータを出力する時、もっぱらこの方法を使ってます。
AccessのフォームからExcelにデータを出力する時は、ぜひ、お試しくださいね♪